縁日の焼きそば
秋祭りのシーズンである。
縁日屋台を見かけるのだが、どうも納得いかないことがある。
それは、価格の話。 焼きそば1パック=500円なんてのがザラにある。
そもそも、焼きそばの原価なんて、50円もしないように思える。
1.8リットル入った業務用ソースが、500円強。
麺だってスーパーで買う3食入りでさえ100円前後なのだから、1食20円前後のはず。 加えてキャベツと少量の肉などなど。 ごう合算しても1食50円程度だから、50円のものを500円で売っていることになる。
最近の縁日は、競争も激しいのか、他店と差別化するために、「うちのは超大盛り」と謳い価格は500円で据え置く。 量の割には安いだろ・・的な作戦。
しかし縁日に来ている客は、焼きそばも食べたい、たこ焼きも食べたい、お好み焼きも食べたい・・・。 だから、量は半分でよいから価格も半分の250円の焼きそばが欲しいのである。 なぜ、価格戦略に打って出ないのだろうか。
あるいは、たこ焼き・お好み焼き・焼きそばを少量づつセットにしたりしないのだろうか。テキヤさんにも経営努力を求めたい今日この頃である。
ナミキ ファルコン
ナミキとはパイロット万年筆のこと。商船学校の先生だった並木さんが作った並木製作所が起源。船で使う筆記具が烏口で不便だったため万年筆の製作を思いつく。
船乗りは業界をリードする水先案内人になるべく「パイロット」という商標をつけた。
近年、海外向けのブランドであるナミキ・ファルコンの動画が有名になり人気が高い。
実際、私も動画に刺激され、国内ブランドであるエラボーを買った一人だ。
ところが、この万年筆が、今では一番のお気に入り。
パーカー、モンブラン、ペリカン、ウォーターマン・・・といろいろ外国製を試してきたが、帯に短し襷に長し。 しかも、どの万年筆も夏場に持ち歩くとインク漏れする。
ところが、ファルコンは、今年の夏に背広ポケットに刺して持ち歩いたが、一度もインク漏れしなかった。 メイドインジャパンの優秀さを改めて認識した。
東京とんかつ会議
「食」のコメンテーターである、山本益博さん、河田剛さん、マッキー牧元さんの3人が、毎回店(テーマ)を決めて、それぞれ別々に同じ店を訪れて、コメント・点数を付けるという遊びをやっている。それが東京とんかつ会議だ。
浜松町・芝大門には、東京とんかつ会議で殿堂入りを果たした「のもと家」という名店がある。そこは、とんかつを九州の甘めの醤油とわさびソースで食べさせる。
たしかに美味い。が、最近やたら混んでいる。
そこで、蒲田で名店と歌われた「檍」の支店が2016年オープンの割りに行列が少ないので、こちらに伺う事に。
平日ランチセットは、1,200円。
「上」だと1,500円で、多少厚くなる。 と言ったって、ここが限度。
「特」にすると2,000円だが、厚すぎて、中はレア状態。 好きでないともたれる。
男性でも残す人もいるほど。なので「上」止まりがおススメ。
で、本当のおススメは・・・
「かつカレー」1,200円 (写真は、ご飯少な目)
ピリッと香辛料が利いた本格カレー。 辛さがたまらない。
かつには、ソースが合う。
芝大門 更科布屋
江戸時代、蕎麦の老舗のれん御三家と言えば「薮」「更科」「砂場」である。
そのうちの一つ「更科」は、もとは、信州更級郡の反物商として保科家の江戸屋敷に出入りし、得意のそば打ちで代々殿様にそばを献じていたことに始まるという。
寛政2年(1790)になって麻布永坂に「信州更科蕎麦処布屋太兵衛」の看板を揚げたことに始まり、信州更級と保科家から賜った科で「更科」としたのだそうだ。
一方、布屋萬吉は日本橋・薬研堀に信州更科蕎麦処を開業する。こちらが、ここ芝大門の「更科布屋」のルーツらしい。
いずれにしても、「薮の辛つゆ」「更科の甘いつゆ」「砂場はその中間」と御三家は比べられるが、たしかに、いくぶん甘めのつゆは、ここでも守られている。
せいろ、そうめん、カレー南蛮と、手を変え品を変えしてみたが、どれもいくぶん甘めつゆだった。
この店、芝大門交差点のすぐ近く。 立地は良い。
ランチタイム、少し早めの夕方から軽く一杯、とか遅めのランチなどの客で、途切れることは無い。 しかし、ピークの昼時に伺うと、1Fのホールだけで6人もの、おばちゃんが居る。 親戚とか家族とかで、無報酬に近い従業員ではなさそう。 バイト代をもらっていそうな、おばちゃんが6人。 右往左往して、ぶつかるだけで、とても効率的とは思えない。 人数を絞った方が、邪魔にならない分、効率的だと思うのだが・・。 この無駄な人件費が単価に乗っていると思うだけで、足が遠のく。
そんな店って、意外と多いですよね。
リモコン
ウォシュレットには、何の恨みもない。
「水勢」は比較的強い方が好きだ。
だが、今日の「おしり」を押して噴出してきた水は勢いがありすぎた。
「止」を押せば良かったのに、「やわらか」の文字が気になった。
そこで、勢いある水が出ている最中に「やわらか」を押した。
たぶん、タイミングが悪かったのだと思う。
水の勢いは「やわらか」くなるはずもなく、その後「止」を押しても、水勢の「マイナス」を押しても、勢いのある水が出続けるはめに・・・。
これは、焦る!
便器から立ち上がろうものなら、服も床も水でビショビショになること必須。
なので、身動きが取れない。
リモコンは電池式なので、電池切れなのか、うんともすんとも言わない。
肛門に水を浴びつつ、あたりを見渡す。
「アッタ!」 便座につながったコンセント発見。 これを抜いて、やっと水が止まった。 いや~、まさか自分がこんな漫画のような出来事に巻き込まれようとは、夢にも思わなかった(笑)