powercuisine’s blog

メタボを気にせず食ったもの、飲んだもの、出逢った人々のこと。 そして、人生の悲しみ、喜び、なんてことないこと。

きらず

先日、とある牛肉を食べさせる店の先付けに「きらず」(右)が出てきました。

運んできた仲居さん曰く、「料理長自家製のきらずでございます。別名おからなどといわれますが、お客様との縁をきらずという験(げん)を担いでお出ししております。」

と説明を受けて・・「?」

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そもそも「きらず」、「おから」、「卯の花」と違いはあるのだろうか?

で調べてみたところ・・

 

◎おから
豆腐を作る時、大豆から豆乳を絞り残ったかすのような物これを「おから」と呼んで
います。
残ったかすをなぜ「おから」と呼ぶようになったかと言うと、「おから」と言う言葉
は「絞ったかす」の意味になり、殻の「から」に「御」をつけ丁寧に表現した言葉か
ら「おから」となりました。

◎卯の花(うのはな)
おからそのものを「卯の花」と呼ぶのではなく、おからを炒って煮た物を「卯の花」
と言います。
おからを炒って煮た物を「卯の花」と呼ぶようになったのは、
「から」と言う言葉は「空」になり「空に通じる」空は実体のない物の意味になり
縁起の良い言葉ではありませんでした。
空の反対の言葉になる「有(う)」は実体のある物という意味があり
植物の卯の花のように白いことから「卯の花(うのはな)」
と呼ばれるようになります。

◎きらず
おからは切らずに料理をする事ができることから「きらず(岐良須)」白色と切らない
事で「雪花菜(きらず)」とも呼ばれるようになりました。
「雪花菜(きらず)」は主に関西や東北で使われているようです。

ということだそうです。