名店のグローバル化
新川にある、すき焼きの名店。
先日、男女2名づつの4名で予約して、すき焼きを楽しんだ。
以前うかがった時には、ベテラン仲居さんが絶妙な箸裁きで牛鍋を作ってくれ、
めいめいに取り分けてくれた。 5名以上からは個室の予約も可能なのだが、いかんせん4名。 ま、他のテーブルとの同席は致し方ないと思っていた。
ところが、通された部屋はテーブル5つが置かれた部屋なのだが、そのうち4つ分
16名近くが宴会を行っており、その脇でポツンと1テーブルに通された。
16名のうち半数以上が中国の方らしい。 中国語が飛び交い、宴もたけなわで声は大きいし、何度も何度も起立して「カンペー!」をやる。
椅子を下げるから通路を仲居さんが通ることが出来ない。というわけで、こちらのテーブルへの配膳、牛鍋作りのサービスも一旦中止状態となる。
しかも仲居さんがベテランではなく、アルバイトの若い女性だったので、中国の宴席に注意することもなく、通れない通路でウロウロするばかり。
コチラの鍋をセットして、牛脂を投入し、火をつけたまではイイが、その後近づけなかったために、鍋からはもうもうと煙が立ち上る始末。
というわけで、宴会が終わるまでは、こちらの牛鍋は始まらなかった。
ここまでは、タイミングが悪かったとか・・・少しは、あきらめもつく。
しかし、最後まで店の人から謝罪らしき言葉が聞けなかったことが残念。
名店と呼ばれていた店だが、客層のレベル低下とともに「おもてなし」の心も忘れたか?