powercuisine’s blog

メタボを気にせず食ったもの、飲んだもの、出逢った人々のこと。 そして、人生の悲しみ、喜び、なんてことないこと。

日本のウィスキー

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昨晩、とあるバーに立ち寄った。

ウィスキーをロックで所望すると、当然のように銘柄を問われる。

珍しいものはないか?と聞いたところ、最近は「マッサン」の影響からか日本で作られる国産ウィスキーの幅が広がっていて、人気もあるとのこと。

その中でも信州のマルスワインと鹿児島の大坊酒造さんがタッグを組み、鹿児島・大坊酒造さん製造のLuckyCatを薦められた。

さすがにお初のウィスキー。 3830本の限定らしい。

少し蜂蜜を思わせる甘さが特徴だが、なかなか美味い。

分散型台帳技術とWinny

むかし、Winnyというファイル共有ソフトが流行った。

技術の進歩は往々にして人間の欲望を満たすために急発展する。

VHSがBetaに勝てたのはAVビデオを黙認して流通させたためである。

WinnyもAVビデオや映画などをP2Pというファイル共有形式でダウンロードできる仕組みだった。 そのため、AVビデオのファイルがP2P環境にて相当なトラフィックを使っていた。 一時期は日本のインターネット通信の半分を占めていたといわれる。

開発者の47氏こと金子勇氏は、京都府警の著作権侵害幇助の罪で逮捕され一審有罪の判決となるが、その後、二審、最高裁と無罪となり無罪確定となっている。

しかし裁判期間の7年、日本でのファイル共有技術は有罪イメージから抜け出せずに開発がストップしてしまった。 同様の技術は、Skypeなどに応用され米国にてビジネスに使えるように進歩したというのに。

47氏逮捕の2004年から14年が経過した。47氏は42歳の若さで急性心不全により亡くなっている。そして近年、巷で流行っているブロックチェーンこと分散型の台帳技術。

ベースとなる技術はWinnyと同じP2Pに暗号化技術を高度に付与したものである。

日本のファイル共有技術が逮捕イメージから逃れ発展しつづけていれば、もっと早期に日本の技術が世界でイニシャティブを持てたのではなかろうかと最近つくづく思う。

Bean To Bar

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最近のチョコレートのトレンドとしてBean to Barという言葉を耳にする。

写真のMinimalさんは、カカオマスと砂糖以外使っていないチョコレート屋さん。

Bean to Barとは、カカオ豆からチョコレートバーを作るという工程を意味する。

従来はチョコレートバーを輸入して溶かしなおして作っていたのだが、カカオ豆を輸入し、焙煎し、カカオマスを作り、それをチョコレートにする。

手間がかかるが、こちらが本来の工程なので、当然美味しい。

ちなみに原材料の表記には、一番多く使われるもの順に表示するというルールがある。

コンビ二で売られているチョコレートの多くは、砂糖がトップ。

これはチョコレートではなくチョコレート菓子だ。

カカオマスが最初に表記されているものがチョコレート。 気をつけて選ぼう。

ちなみに乾麺の蕎麦も、小麦粉が一番最初にくるものが多いので要注意だ。

ロース麺

 

中華料理店でランチした。

中国出身の方が営んでいる街の中華屋さん。

以前、この店でレタスチャーハンを頼んだら、チャーハンの上に生のレタスが載っていた。一緒に炒めるものだと思っていたので、軽いカルチャーショック。

今回は、「ロース麺」なるランチメニューがあったので頼んでみた。

ロースー麺の間違いか?と思いつつ、肉絲(ロースー)が上に掛かった麺を想像。

しかし、やってきたのは、ロースカツが載った麺。

これってパーコー麺っぽいんだけど。 アバラ肉ではなくロース部分を使ってるから、ロース麺ってことなのか。  だったら、ロースカツ麺と書いておいて欲しかった。

ま、これはこれでアリだったけど。

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ショーパブ

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この写真に写る7人のダンサーのうち女性は1人だけ。

そう、オカマさんたちのショーパブでのラストの一幕。

唯一の女性は、振り付けなどを手がけ、ダンス指導している。

毎夜、19:30と22:00の2回。約1時間のショーが繰り広げられる。

開演前のMCもオカマさんたちにより、おもしろ・おかしく携帯電話のオフ、ショー開園中のトイレへの誘導、ドリンク類の追加などの注意が行われ、ショーへの期待が高まる。 ショー内容もコミカルあり、妖艶ダンスあり、物語仕立てありと飽きさせないし、ダンスレベルも高い。

しかし、これらのエンターティメントの裏には、レッスンやリハーサルなどの涙ぐましい努力があり、華やかなオカマ世界に憧れて入ってきた若者の大半は、きつくて辞めていくという。

少し頑張った子たちは、新宿で踊ってましたという経歴をひっさげて地方のオカマ店に行くらしい。

しかし成功したとしても、狭いし特殊な世界なので、日の目をみてTVやマスコミに引っ張りだことはならない。 もう少し、日本人もソフト面での評価を高め、価値を認めて相応の対価が払われる仕組みを築くべきなのではないだろうか。

運慶展

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上野の国立博物館で「運慶展」が開催されている。

残り会期も、あと1週間。 11/26(日)までとなっている。

混雑していると聞いたので雨の土曜、11時半頃に行ったが、まあまあの混み。

入場はすぐに出来たが、音声ガイダンスの申し込みに長蛇の列。

だったので音声ガイドなしで、展示品だけを見て回る。

各展示とも、正面には人が多いが、裏は人が少ない。

本来ある寺や山門などでは裏を見ることが出来ないので、裏に回ってみるのは一つの楽しみ。 そして、裏まで見る人は少ないので、意外に空いていて見やすい。

日本各地にある運慶の作品が一同に会するというのも貴重なので、ぜひ上野に足を運ぶことをお勧めする。

お酉様

今年の酉の市は三の酉まである。 三の酉まである年は火事が多いという。

  1. 当時の江戸では、火事が大敵だった。
    三の酉の頃には寒さが増し、火を使う機会が増える事。
    また、空気が乾燥する時期であることから、火に対する戒めで言われるようになった。
  2. 酉の市に便乗して、吉原へ出かけようとする男たちを足止めするために、「三の酉には火事が多い。だから夜遊びはほどほどにしなよ。」と、女房達が広めた。
  3. 地方などで「宵に鳴かぬ鶏が鳴くと火事がでる」と言われたことから出た俗説である。

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さて、我が家では毎年、新宿の花園神社に詣でて熊手を買い求める。

しかも毎年「野原商店」というテキヤさんから。と決めている。

今年、(たぶん)一番でかい熊手を買っていたのは、水商売のママさん。

これで80万ほどするらしい。

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今年の酉の市で、一番驚かされたのは、中国や韓国からの旅行者が多かったこと。

平気で2万、3万の熊手を買っていかれる。 縁起物だから国は問わないのか。

しかし、それよりも驚いたのが、中国人が名前を木札に書いてくれと言ったら、店の人がパソコンで出力するから、当用漢字にない漢字はプリントできない! と言ったこと。 グローバル化、IT化はテキヤ家業にも影響している。